Excelには400個以上の関数がありますが、そのうちよく使うのはわずか10%と言われています。
それ以外の関数は覚えても使い道がない人がほとんどで、あれってどうするんだっけ?といった場合に調べることが多いと思います。
そんなにExcelを使うことはないけれど、いざ使うときのためにブックマークしておきたいと思える関数をわかりやくまとめてみました。
SUM関数
- 合計を出したいとき
=SUM(数値:数値)
SUM関数は指定した数値の合計を求める関数です。
A1、A2、A3の合計を求める場合は「=SUM(A1:A3)」のようにセル範囲を指定、離れたセルを指定する場合は「=SUM(A1,A20)」のようにカンマで区切ることもできます。
AVERAGE関数
- 平均値を出したいとき
=AVERAGE(数値:数値)
AVERAGE関数は指定した数値の平均値を求める関数です。
A1、A2、A3の合計を求める場合は「=AVERAGE(A1:A3)」のようにセル範囲を指定、離れたセルを指定する場合は「=AVERAGE(A1,A20)」のようにカンマで区切ることもできます。
MAX関数
- 最大値を出したいとき
=MAX(数値:数値)
MAX関数は指定した数値の最大値を求める関数です。
A1、A2、A3の合計を求める場合は「=MAX(A1:A3)」のようにセル範囲を指定、離れたセルを指定する場合は「=MAX(A1,A20)」のようにカンマで区切ることもできます。
MIN関数
- 最小値を出したいとき
=MIN(数値:数値)
MIN関数は指定した数値の最大値を求める関数です。
A1、A2、A3の合計を求める場合は「=MIN(A1:A3)」のようにセル範囲を指定、離れたセルを指定する場合は「=MIN(A1,A20)」のようにカンマで区切ることもできます。
LARGE関数
- 大きいほうから何番目かを調べたいとき
=LARGE(数値:数値, 順位)
LARGE関数は範囲のなかで大きいほうから数えた順位を表示する関数です。
求めたい順位の指定には大きいほうから数えて何番目かという指定します。
SMALL関数
- 小さいほうから何番目かを調べたいとき
=SMALL(数値:数値, 順位)
SMALL関数は範囲のなかで大きいほうから数えた順位を表示する関数です。
求めたい順位の指定には小さいほうから数えて何番目かという指定します。
COUNTA関数
- 入力されたセル数だけを出したいとき
=COUNTA(数値:数値)
COUNTA関数は指定した文字が含まれる空白ではないセル数を求める関数です。
値の種類に関係なく、文字や数値、日付などなにかしらの値を1としてカウントします。
ROUNDUP関数
- 切り上げた桁数を出したいとき
=ROUNDUP(数値, 桁数)
ROUNDUP関数は切り上げたい桁の位置を指定して数値を切り上げる関数です。
切り上げたい桁数は0を一の位とし1、2、3と数が増えると少数第一位、少数第二位となり、反対に-1、-2、-3と桁数が減ると十の位、百の位となります。
ROUNDDOWN関数
- 切り捨てた桁数を出したいとき
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
ROUNDDOWN関数は切り捨てたい桁の位置を指定して数値を切り捨てる関数です。
切り捨てたい桁数は0を一の位とし1、2、3と数が増えると少数第一位、少数第二位となり、反対に-1、-2、-3と桁数が減ると十の位、百の位となります。
INT関数
- 小数点以下を切り捨てたいとき
=INT(数値)
INT関数は小数点以下を切り捨て整数を表示する関数です。
指定したセルを四捨五入して、その数値以下で最も近い整数を求めます。
TODAY関数
- 現在の日付を表示したいとき
=TODAY()
TODAY関数は現在の日付を表示する関数です。
引数は必要ありません。関数名に続けて()のみ入力します。
NOW関数
- 現在の時刻を表示したいとき
=NOW()
NOW関数は現在の時刻を表示する関数です。
引数は必要ありません。関数名に続けて()のみ入力します。
WEEKDAY関数
- 日付から曜日を取り出して表示したいとき
=WEEKDAY(シリアル値, 週の基準)
WEEKDAY関数は日付から曜日に当たる数値を取り出して表示する関数です。
シリアル値または文字列で表示された日付を週の基準となる戻り値で指定します。戻り値は曜日を表す整数(1〜7、または0〜6)になります。
DATESTRING関数
- 日付を和暦に変換して表示したいとき
=DATESTRING(シリアル値)
DATESTRING関数は日付を和暦に変換して表示する関数です。
和暦に変換したい日付をシリアル値または文字列で指定します。明治33年1月1日(1900年1月1日)から平成8011年12月31日(9999年12月31日)までの和暦を表すことができ、令和への切り替え時には更新プログラムが提供される予定です。
LEN関数
- 文字数を調べたいとき
=LEN(文字列)
LEN関数は指定した文字列の文字数を表示する関数です。
半角文字も全角文字も1文字として数えられます。
SUBSTITUTE関数
- 検索した文字列を置き換えたいとき
=SUBSTITUTE(文字列, “検索文字列”, “置換文字列”, 置換対象)
SUBSTITUTE関数は指定した文字列のなかで検索した文字列と置き換え表示する関数です。
指定されたセルの中で置き換えたい文字を””で指定し、置換後の文字列を””で指定することで置換対象に指定することができます。英字の大文字と小文字、半角文字と全角文字はすべて区別されます。
ASC関数
- 全角文字に変換したいとき
=ASC(文字列)
ASC関数は文字列に含まれる全角文字を半角文字に変換して表示する関数です。
全角または半角の数字、英字、スペース、カタカナが、半角または全角に変換され、半角の¥や( )などは全角の¥や( )に変換されます。
JIS関数
- 半角文字に変換したいとき
=JIS(文字列)
JIS関数は文字列に含まれる全角文字を半角文字に変換して表示する関数です。
漢字や全角のひらがなは変換されません。
UPPER関数
- 英字を大文字に変換したいとき
=UPPER(文字列)
UPPER関数は文字列に含まれる英字を大文字に変換して表示する関数です。
半角の英小文字は半角の英大文字に、全角の英小文字は全角の英大文字に変換されます。
LOWER関数
- 英字を小文字に変換したいとき
=LOWER(文字列)
LOWER関数は文字列に含まれる英字を小文字に変換して表示する関数です。
半角の英大文字は半角の英小文字に、全角の英大文字は全角の英小文字に変換されます。
IF関数
- 条件によって利用する式を変えたいとき
=IF(論理式, “真の場合”, “偽の場合”)
IF関数は論理式に合っている場合と合っていない場合で表示を変える関数です。
例えば、A1のセルにおいて100以上を成功、100以下が失敗だったとしたとき、論理式は100以下を意味する<=100ですので、=IF(A1<=100, "成功", "失敗")となります。
AND関数
- すべての条件が満たされているかを調べたいとき
=AND(論理式)
AND関数は指定した論理式のいずれかの条件が満たされているかを調べて表示を変える関数です。
空白のセルや文字列の入力されたセルが含まれている場合は無視されます。
OR関数
- いずれかの条件が満たされているかを調べたいとき
=OR(論理式)
OR関数は指定した論理式のいずれかの条件が満たされているかを調べて表示を変える関数です。
空白のセルや文字列の入力されたセルが含まれている場合は無視されます。
NOT関数
- 条件が満たされていないことを調べたいとき
=NOT(論理式)
NOT関数は指定した論理式の条件が満たされていないことを調べて表示を変える関数です。
AND関数やOR関数で求めた結果の逆の結果を求めるときにも利用できます。
TRANSPOSE関数
- 行と列の位置を入れ替えたいとき
=TRANSPOSE(配列)
TRANSPOSE関数は指定した配列の行と列を入れ替えて表する関数です。
選択する範囲はもとの配列の行と列を入れ替えた大きさとなり、もとの配列の行数と同じ列数ともとの配列の列数と同じ行数の範囲を選択しておかなければいけません。
まとめ
ブックマークしておきたいExcelの関数をまとめてみました。
資料をつくるときに関数が使えるだけで仕事をスムーズに進めることができますが、頻繁にExcelを使うわけでもない営業がメインの人には他に覚えることがたくさんありますよね。
覚えておけば便利だけどわざわざ覚える時間もない。そんな人こそいざ資料をつくるときや時間がないときのためにブックマークしておいてください。