西日本で正月魚(しょうがつうお)といえば「鰤(ブリ)」。
縁起が良い魚として、年末に近づくと魚市場や鮮魚店、スーパーの鮮魚コーナーにブリが多くが並び、当たり前のように売れています。
前回は大分のかぼすを食べて育った「かぼすブリ」と天然ブリを比べてみました。
が、なんとトライアルで毎年恒例限定50本のブリ1本が4,990円で販売されているんだとか。
大晦日に最高のごちそうと正月の縁起物、年取り魚に大分のかぼすブリ!天然ブリとの違いは?
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トライアルのブリ1本売りは朝5時に整理券
朝5時に整理券配布、6時から販売!
トライアルの店員さんに聞いてみたところ、店舗で扱う本数が違うらしく、規模が小さい店舗は25本ほどらしい。
大型店だと50本ほどで、朝5時にはそこそこ並ぶとのこと。
この情報を頼りに2022年12月31日の朝4時30分にトライアルへ!
すでに配布終了!
舐めてました・・・。
4時30分の時点で50本分のブリの整理券は配布終了、さらに続々とブリを求めてくる人が続出!
先頭に並んでいる人が「今きてんの?」といった顔でこちらを見ています。
アウトドアチェアを持ってきている人もいて、かなり早い時間から並んでいた可能性。
整理券の配布終了が早すぎたのか6時から販売予定でしたが、整理券配布時間5分後の5時5分には販売を開始。
鮮魚コーナ-に移動し、発泡スチロールに入ったブリを渡していきますが、その場で調理も可能なようです。
4,990円のブリはブランド魚で、宮崎県の沖合で養殖された「黒瀬ブリ」とのこと。
通常、春に生まれ冬に旬を迎えますが、黒瀬ぶりは秋に生まれ夏に旬を迎えます。
つまり、年末年始の時期は若ブリといえます。
トライアルの福岡産天然ブリ
大晦日恒例の4,990円ブリには間に合いませんでしたが、鮮魚コーナーには福岡産の天然ブリが7,000円でありました!
黒瀬ブリはブランド魚といえ養殖、こちらは志賀島直送の天然ブリ。
やや小ぶりながらも立派なブリ。
ここまできたら買うしかないでしょ!
トライアルでは1本のブリを購入しても捌いてくれるので安心。
頭を落としてカマとアラに、身は三枚におろし節取り、皮引きまで無料でしてくれます。
しっかりパック詰めまでしてくれた立派なブリ!
いざパックからブロックを出してみると、身が赤い?全体も細く、脂がのっているようには感じません。
ブロックを半分にカット、血が回って身が染まっているのか断面もやっぱり赤い!
ブリというよりカツっっぽい?
魚を新鮮な状態に保つために包丁など道具を使って血を抜き、即死させるものを活け締めと言いますが、氷などの温度で締めるものを野締めといいます。
野締めは血を抜かないので、体中に血が回り身の中に残ってしまい、生臭くなってしまったり、鮮度が落ちてしまうと言われています。
天然といってもこれは野締めで血がまわって鮮度が落ちたんじゃないかと思います。
そこで、魚市場で購入した天然ブリと食べ比べてみました!
左が魚市場で購入した天然ブリ、右がトライアルの7,000円ブリです。
見た目からサシの入り方、色合いも違うのがわかりますが、食べてみるとやや生臭く、味もさっぱり、コリコリとした食感もありません。
それに比べて魚市場で購入した天然ブリは脂のノリが全然違う!
トライアルのブリだけを食べるなら問題ない味ですが、いいブリと食べ比べてみると見た目も味も一目瞭然!脂がのった寒ブリとは言えないブリでした。
安くていいならトライアルのブリもありといった感じですね!
大晦日に最高のごちそうと正月の縁起物、年取り魚に大分のかぼすブリ!天然ブリとの違いは?
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