長年の修行で習得した職人のそば打ち。
「そば打ち3年、こね8年」と、文字通りそば打ちに3年、そば粉と水を合わせてこねる技術!
熟練の技術がないと納得いくおいしいそばが打てない、それが自宅で手軽にできたなら?
できるんです、その名も「そば打ち名人」。
タカラトミーアーツから販売されているクッキングトイです。
自宅で本格そば打ち「そば打ち名人」
これまでそば打ちをしたことがない素人でも本当に手軽に本格そば打ちができるのかチャレンジ!
そば打ち名人の中に入っていたのはこちら。
- そば打ち名人
- 水回し本体
- 水回しブタ
- 撹拌(かくはん)ハンドル
- 撹拌(かくはん)ベラ
- こねベラ
- のし板
- 厚み調整ガイド 右
- 厚み調整ガイド 左
- のし棒
- こま板
- 取扱説明書
これとは別に準備するのが「そば粉」と「中力粉(うどん粉)」です。
そばの規定は、そば粉30%以上入っていれば70%がつなぎであっても日本そばと呼んでいます。
つなぎを使わずそば粉だけで作る十割そば以外に、二八そばなど、そば粉との比率によって仕上がりが変わりますが、そば打ち名人のレシピではそば粉120g、うどん粉80gの6 : 4になっています。
まずは水回し本体にそば粉とうどん粉を入れますが、攪拌ベラに粉が入らないよう指でふさぎます。
水回しブタをセットし、攪拌ベラと撹拌ハンドルを繋いだらハンドルをまわしてよく混ぜ合わせます。
目安は30~40回!
ぐるぐると回すだけで材料が混ざる!水回しブタがあるので粉が飛び散ることもありませんが、意外と力がいります。
水回しブタには水を混ぜるための小さな穴が空いています。
そこから水を投入!そして素早く混ぜ、粉の状態をチェック!
水が多すぎても少なすぎてもダメなんですが、ハンドルを回しているので常に粉を動き、水が1か所に集まらないので安心です。
ぼそぼそした5mm程度のダマができていたら適量の合図。
指先でこねたときに、ぼろぼろと崩れるようなら水か少なく、べったりと指にくっつくようであれば水か多いので、水を足したりそば粉を足したりと調整が必要です。
ここで「こねベラ」をセット!
生地がまとまり、1cm~2cm程度のダマができたら水回しは終了です。
水回しが終わった生地をボウルに移し、こねていく作業に移ります。
取扱説明書を見ながらこねる。
折りたたみながら丸め、生地を折り重ねるようにしてこねていくが、ボウルが小さくて苦戦。
完成した生地はふたつに分け、ひとつはラップに包んで乾かないようにしておきます。
ここからは「のし」の作業。
のし板についている左右の厚み調整ガイドは均等な厚みで伸ばせる仕様!ここで麺の太さを「太」か「細」に選ぶことができます。
そば粉をのし板にまんべんなく振り、平たくつぶした生地をのせ、打ち粉を振っていきます。
のし棒を使って延ばす!
両端の厚み調整ガイドにのし棒を押し付けながら前後に動かし、長方形になるように延ばしていきます。
手前から先端まで伸ばしたら、そば生地の位置をずらしてまた延ばす。
これを繰り返し、のし板からはみ出るくらい延ばしていきます。
左右の厚み調整ガイドを外します。
のし板の上で延ばした生地は、くっつかないよう打ち粉を振りながら三つ折りにします。
ここで包丁をガイドしてくれる「こま板」が登場!
生地の上にセット、こま板を押さえながら切り、ちょっとだけずらしてまた切る。
こま板をずらした幅がそのまま麺の太さになります。
細く切るのってなかなか難しい・・・。
切ったそばを持ち上げると、三つ折りにしたそばがくっついて極太のそばになってしまっている。
しっかり打ち粉をしたものの、生地がくっついてしまって何度やっても極太そばになってしまった。
本格そば打ち「そば打ち名人」のそばの味は?
切り終えた麺についている打ち粉をしっかりと落としたら茹でます。
茹で時間の目安は1分半~2分。
冷水で流しながらぬめりをとったら「そば打ち名人」で打った本格そばの出来上がり!
茹でている間にくっついてしまったのか見た目は不恰好。
そばとそばがくっついてぐねぐねの異様な麺に・・・。
気を取り直して食べてみる。
つゆにつけてもしっかりとかたちを保っている、もはや麺とは言えないナニカ。
もともとの粉が美味しくないのか、仕上がったのはゴムのような歯ごたえ。
いや、そばの味どころかゴムそのものかも。
多分、何度やっても上達する気配はしませんが、子どもは自分でそばをつくるということに楽しんでいたので、後は食べれるそばさえつくれれば完璧!
本格そば打ちができるとはいえ子どものおもちゃ。
ただし、子どもだけでつくるのは無理に近いかもしれません。
初めてのそば打ち入門編としてはおすすめですので、そば打ちの気分を感じてみたいという人はぜひ挑戦してみてください。