46億年前の地球誕生から現代に至る自然と人間の「いのちのたび」をコンセプトにした西日本最大級の規模を誇る自然史・歴史博物館。
ティラノサウルス・レックスや全長35メートルのセイスモサウルスなど5億4,100万年前の先カンブリア紀~の恐竜や現代までの骨格標本は圧巻の迫力!
動く恐竜ジオラマや歴史資料で楽しみながら学べるので、夏休みの自由研究にもぴったりの博物館です。
- いのちのたび博物館
- 〒805-0071
- 福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
- TEL:093-681-1011
- FAX:093-661-7503
- URL:http://www.kmnh.jp/
生命の進化を辿るいのちのたびは生命の進化の道筋と人の歴史を展示解説しています。
自然史ゾーン、歴史ゾーンに分かれた博物館内はエンターテイメント性が高く、車いすの貸出しやスロープ、身障者対応エレベーターなどの設備も充実したバリアフリー設計。
「シーダー」と呼ばれる博物館のボランティアスタッフが「楽しく学べる博物館」として展示解説をはじめ、様々な博物館業務への支援や協力、充実した展示、開設などの活動も行っています。
恐竜好きにはたまらない大迫力
ティラノサウルスの全身骨格レプリカが出迎える自然史ゾーンの「アースモール」には迫力ある恐竜の骨格標本がズラリ!
特にセイスモサウルスはとにかく巨大!
離れていてもこの大きさ!子どもが前に立つとその大きさがよくわかりますね。
どれだけ大きいかという人との比較模型もありますが、とにかく目の前で見た長い首と尻尾は他の恐竜の比ではありませんね。
地球誕生から40億年以上過ぎ現れた無脊椎動物である古生代の海中生物から始まり、やがて陸上へと進化を遂げた生物。
古代の魚類化石や恐竜が絶滅した後に現れた新生代の化石も豊富に展示されています。
さらに進むと恐竜の時代と言われる中生代。
今にも襲いかかってきそうなティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドンなどメジャーな恐竜が目白押し。
巨大な恐竜から始まり、メジャーな恐竜へと進んでいくので恐竜好きでなくても大興奮すること間違いないです。
続いて新生代は哺乳類の時代や人類の時代と呼ばれる時代へ。
マンモスやブロントテリウムなど、現代の動物に近い見慣れた生物へと変わっていき、像やキリン、クジラなどの現代生物へと進んでいきます。
恐竜だけじゃないすごさ
常設展には恐竜の骨格標本だけじゃないものがたくさんあります。
入ってすぐにはアポロ12号が持ち帰った月の石があります。
月の石と言っていますが、正確には玄武岩という岩らしく、地球でも広く見られるこの岩石ですが、月と地球の玄武岩には成分などに違いがあるようで、地球の岩石より古い傾向にあるのだとか。
さらに、ここで展示されている月の石は月面「嵐の大洋」という場所で採掘されたもの。
国内で常設展示している月の石の中では最大の176.4gを誇ります。
月の石だけではなく、地球にある世界の石や生きた化石としても知られるシーラカンスエリア、日本で産出するアンモナイトの中で最も大きくなるパキデスモセラス・パキディスコイデを展示する世界の貝エリア。
数々の昆虫の標本が飾られた昆虫の世界エリアなど、たくさんの見るべき場所があります。
いのちのたび博物館では実際に触れる化石もたくさん。
アンモナイトや世界の石、恐竜やマンモスの牙の化石などいたるところにあります。
恐竜フィギュアが大集合!女の子には綺麗な天然貝も
博物館内を見て回った後にはなんといってもおみやげコーナーですよね。
たくさんの恐竜フィギュアや恐竜ハブラシ、恐竜カトラリーなど恐竜づくし。
恐竜フィギュアの量は多く、リアルなフィギュアからぬいぐるみまで様々。
本物の化石や恐竜の歯のレプリカ、発掘体験キットなどもありますが、綺麗な天然貝や誕生石もあります。
とくに恐竜にあまり興味がなかった女の子にとっては綺麗な天然貝や誕生石でやっとテンションがあがったということも。
恐竜よりの虫が好きな子どもには虫の標本もありますよ。
来館にはWeb事前予約を
今回、新型コロナの影響でWeb事前予約制を導入(予約サイト:https://www.inochinotabi-yoyaku.jp/)しているので事前予約が必要です。
いのちのたび博物館では特別展が開催されていることもあり、緊急事態宣言中は指定有形文化財を展示する歴史ゾーンなど、いのちのたび博物館常設展は閉鎖していますが、特別展は開催されています。
ほかにも全身骨格レプリカが出迎える自然史ゾーンの「アースモール」は見られるようですよ。