キャンプ斧として有名なブランド、Husqvarna(ハスクバーナ)。
スウェーデン王室に収めるための「マスケット銃」を作る銃器メーカーだったハスクバーナは330年以上の歴史を持ち、現在はチェーンソーや芝刈り機などをメインとした農機具・造園器具メーカーです。
スウェーデン鋼を使ったハスクバーナの斧は世界60カ国以上の人々が使う名門。
それでもキャンプやアウトドアといった手斧の中では圧倒的にリーズナブルなんです。
ちょうどいいサイズ感がハスクバーナの魅力
ハスクバーナの斧のラインナップの中でも特にキャンパーに人気のある手斧は「手斧」と「キャンプ用斧」。
刃の部分は切れ味の鋭さと耐久性に優れたスウェーデン鋼で、柄の部分は美しくスムースに仕上げられたヒッコリー製ハンドルのカーブがとても持ちやすい。
この緩やかなハンドルのカーブが遠心力をダイレクトに刃先に伝えるのが特徴。
柄の長さとヘッドの重みのバランスがいいので薪を細かく割る「焚き付けづくり」にも最適、手斧デビューからベテランキャンパーまでしっかり使えます。
柄先の出っ張りは斧を振った時にすっぽ抜けるのを防いでくれのも安心ですね。
刃にはステンレスよりも切れ味が鋭いと言われるカーボンブレード(炭素鋼)が採用されています。
上から見ると先端が鋭角になっているのがわかりますね。
ヘッドの重量があって刃が先端が薄ければ、薪割りだけでなく木材のちょっとした加工にも使うことができます。
ハスクバーナの手斧は両手持ちでの使用も想定してつくられています。
狙いが定まりやすく、腕力に自信のない女性でも的確に薪を割ることが出来るのもポイントです。
エッジカバーが残念
ハスクバーナの手斧には革製のエッジカバーが付属しています。
シンプルなデザインで刃先を保護してくれますが、ちょっとしょぼい、そして若干緩いです。
留め具でロックできるようになってはいますが、緩いので手でずらせば外れてしまうこともあります。
コスパがいい分、カバーはヘッドからずれないものを購入した方がいいかもしれませんね。
ハチェットヤンキーで薪を割ってみよう
初めての薪割りをするポイントとして、薪を割るときは大きく振りかぶる必要はありません。
薪に刃を立て、軽く打ち付けて食い込ませたら薪と一緒に持ち上げて、「トントン」と打ち付けます。
狙いが外れて、自分の手に・・・なんてことにならないように注意しましょう。
軽く打ち込んだだけですが、重さと切れ味の鋭さでしっかりと薪に食い込んでくれます。
手斧の重量を利用して、割った薪をさらに細かくするのも簡単!
薪1本があっという間に焚きつけ薪へと早変わり、これで着火剤なしの焚き火もできますよ。
そして、なんといっても薪割りって楽しいぞ!
とにかくカッコいいハスクバーナの斧
粗削りでごつごつとした鍛造鋼のヘッドから漂う色気、ヒッコリー製ハンドルのカーブ。
薪割りってめんどくさそう・・・と思っていましたが、このかっこよさに惹かれてハスクバーナの斧を購入したことで薪割りの楽しさも知ることができました。
ハスクバーナの斧は、ひとつひとつが職人の手によってつくられ、斧頭に刻印されたロゴは職人が手作業で作った証拠。
かっこいいだけでなく、錆に強いスウェーデン鋼を素材につかっているのにちょうどいいサイズ感。価格も手頃なので手斧デビューを考えている人にはおすすめです!