回ってない回転寿司「若竹丸」長崎県発祥の職人が握る完全フルオーダー!握りにこだわった回転寿司店のダークホース

回ってない回転寿司「若竹丸」長崎県発祥の職人が握る完全フルオーダー!握りにこだわった回転寿司店のダークホース

食材価格や物流コストの高騰で、回転寿司大手の「スシロー」と「くら寿司」が相次いで「1皿100円」を終了し値上げしました。

すでに値上げしていた「はま寿司」をのぞけば、4大回転寿司店で残るは「かっぱ寿司」のみ。

100円だからちょっとネタが小さくても気にしない、味がいまいちでもしょうがないと思っていた回転寿司ですが、100円じゃなくなるなら美味しいところに行きたいですよね。

長崎県諫早市に本店を構える「若竹丸」は回転寿司なのに回らないフルオーダーの回転寿司店。

職人が握る手握りの寿司を100円~提供するスタイルで、ネタ、シャリ、握りにこだわった長崎県の人気回転寿司チェーンです。

握りにこだわった手握りの寿司

若竹丸は長崎県内を中心に19店舗を展開する回転寿司チェーンで、2017年5月に福岡県に進出しました。

2021年3月には神奈川県にも進出!

コロナ禍の2021年12月、新しく福岡県で2店舗目となる「若竹丸 太宰府店」をオープンしたので行ってみました。

福岡県で2店舗目となる「若竹丸 太宰府店」

若竹丸 太宰府店
  • 住所:〒816-0847 福岡県春日市大土居3-1-1
  • TEL:092-558-9338
  • 営業時間:11:00~21:30(LO 21:10)
  • 定休日:無休
  • 座数:76席
  • 駐車場:有
  • URL:https://www.wakatakemaru.com/kasuga.html

店舗の入口には若竹丸オリジナルキャラクターが描かれていますね。

牛若丸がモチーフのようですが、なにか寿司と関係はよくわかりません。

熊本県にもお寿司を扱う「牛深丸」というお店があるのですが、牛若丸と寿司に関係があるのでしょうか。

店内は明るく清潔感があって綺麗で、テーブルは大理石調の白い天板。

店内は明るく清潔感があって綺麗で、テーブルは大理石調の白い天板

タッチパネルとメニュー表が両方置いてあって、機械に慣れていない人でも頼みやすそう。

赤身から白身、光もの、エビ、イカ、タコなどの握り寿司。

シマアジやシャコなど珍しいネタもグランドメニューに入っています。

子どもが大好きなサーモンの種類が豊富なのもいいですね。

炙りや軍艦などは1皿110円からといった感じ。

4大回転寿司で値上がりしたネタも1皿121円、154円、176円、187円と100円台が多く、他のチェーンとそう大きく変わりはなさそう。

ですが、長崎魚市や各地漁港から水揚げされた新鮮な魚を毎朝直送し、シャリはすべて国産米を使用しています。

100円の回転寿司に慣れていると1皿120~180円くらいが高く感じますが、100円寿司がなくなってきている今では新鮮なネタなのに安く提供されているのかもしれません。

ほかにも汁物や麺類、サイドメニューなどもたくさんあります。

若竹丸の出来たてお寿司

ひとまず、大人から子どもまで人気のサーモンを頼んでみました。

タッチパネルで注文、回転していないフルオーダーの回転寿司なのでどうやって運ばれてくるのかと待っていたら、お寿司の提供方法も遊び心抜群!

その方法とは・・・

なんと!

下の襖(ふすま)がシャッと開いて登場!

壁だと思っていたのが襖だったのもびっくり!

急に開いて登場したお寿司に初見の子どもは大興奮で喜び、意外なフェイントに大人も楽しんでしまう仕掛け。

上の段には4大回転寿司店でもよくある新幹線のような乗り物にお寿司が乗せられ運ばれてきます。

さて、お寿司のクオリティはというとこちら。

若竹丸のサーモン寿司のクオリティ

「オーロラサーモン炙り」と通常サイズの半分しかないミニサイズの「オーロラサーモンミニ炙り」。

小さな子どもが食べやすいようミニシリーズはほかのネタにもあります。

サーモンネタには珍しい「みそ炙りサーモン寿司」と「マヨダレサーモン」。

サーモンネタには珍しい「みそ炙りサーモン」と「マヨダレサーモン」

ほかにも「オーロラサーモントロ」、「オーロラサーモントロ塩炙り寿司」、「オーロラサーモン中落」などサーモンの種類は豊富にあります。

こちらは「シマアジ」と「アジ」、しっかりとした大きなネタが乗っています。

「シマアジ」と「アジ」、しっかりとした大きなネタが乗っている

つづいて「ヒラマサ」と「ヒラマサトロ」です。

ヒラマサは198円ですが、ヒラマサトロは1貫で178円!ですがやはりネタが大きく美味しい!

ヒラマサ」と「ヒラマサトロ」はネタが大きく美味しい!

エビにもミニサイズがありますが、反対に特大エビも!

エ特大エビは1貫で220円、特大と通常、そしてミニサイズのエビネタを並べたのがこちら。

特大と通常、そしてミニサイズのエビネタを並べたのがこちら

ミニサイズのエビでもそれなりのサイズ感はありますが、やはり特大はデカい!

でもこのサイズだと通常のエビは2貫で121円、ミニサイズの「小エビ握り」は3貫で121円なので特大より通常のエビか小エビ握りを食べた方がよさそうですね

エビは「炙りエビ」もありますが、一緒に「炙りイカ」と通常のイカネタも注文。

「炙りエビ」と一緒に「炙りイカ」と通常のイカネタも注文

尻尾が反るほどしっかりと炙られたエビ、そしてイカについた焦げ目がなんともいい香りです。

ホタテは肉厚で歯ごたえも十分、かなり美味しいです。

ホタテは肉厚で歯ごたえも十分、かなり美味しい

やはりお寿司といえば「マグロ」ですよね。

マグロにもミニサイズの「マグロミニ寿司」があり、どちらも154円!

マグロにもミニサイズの「マグロミニ寿司」があり、どちらも154円

直送された長崎県産マグロの「中トロ」と「大トロ」。

直送された長崎県産マグロの「中トロ」と「大トロ」

中トロは1貫165円ですが、大トロはこれだけ霜が入って1貫275円!脂と鮪の旨味のバランスが最高でした。

ただ同じマグロでも「ビンチョウマグロ」はネタも渇いてパサパサ。

見本のネタとはかなり違っていて、スーパーにあるような激安寿司ネタのようなマグロ。

ビンチョウマグロはネタも渇いていてスーパーにあるような激安寿司ネタのようなマグロ

これで143円だと、100円じゃないのにと思ってしまいますよね。

お寿司が食べれない小さな子どもには定番のうどんやラーメン、フライドポテトといったサイドメニューもたくさんあります。

おすすめは「えび天うどん」380円!

若竹丸のおすすめサイドメニューは「えび天うどん」380円!

えび天が3尾入っているのもいいんですが、子どもがいるのを見て気遣いで海老とワカメとネギを別皿で持ってきてくれました。

この辺が4大回転寿司店とは違ったサービス。

麺は冷凍だと思いますが意外とコシがあり、出汁は薄口ですがさっぱり食べれて美味しいです。

サイドメニューのほか、デザートはすべて自家製。

杏仁豆腐、アイスクリーム、ゼリーなどがありますが、自家製かりんとうまんじゅうはお店で揚げたてが提供され、カリカリサクッとした食感と上品な甘さが美味しいんだとか。

季節によって旬の魚や珍しい寿司ネタを取り扱っていたのも面白い。

高いと感じていた寿司店も100円寿司がなくなりつつある今、ネタに厚みがある若竹丸は4大回転寿司店に比べてもお得!

今は長崎県以外に福岡県と神奈川県にしかありませんが、見つけたら一度味わってほしい!

若竹丸はそう思える回転寿司店でした。