ソウルフードとしては高すぎ!?B級グルメの代表格「日田焼きそば」を本場の大分県日田市で

ソウルフードとしては高すぎ!?B級グルメの代表格「日田焼きそば」を本場の大分県日田市で

今やB級グルメの代表格として不動の地位を確立した「焼きそば」。

その中で「日本三大焼そば」として君臨するのが静岡県富士宮市の富士宮やきそば、秋田県横手市の横手やきそば、群馬県太田市の上州太田焼そばの3つ!

「日本三大焼きそば」と呼ばれるようになったのは、この3市が協力してPRしているからですが、とくに有名なのがB級グルメのコンテスト「B-1グランプリ」でも優勝した富士宮焼きそばですね。

全国には日本三大焼きそばにも負けない焼きそばがありますが、大分県日田市にも焼きそばの元祖としても知られる「日田焼きそば」があるのをご存知ですか?

もやしたっぷり!日田のかた焼きそば

大分県日田市の名物といえば「日田焼きそば」が有名!

そばを焼くという元来の調理方法ともやしがたっぷり入ったシャキシャキとした食感からかた焼きそばとも呼ばれています。

日田焼きそばの元祖発祥店「想夫恋 総本店」

日田焼きそばの元祖発祥店はその名前の通り、日田市の国道沿いに堂々と佇む「想夫恋 総本店」。

想夫恋 総本店
  • 〒877-0037
  • 大分県日田市若宮町416-1
  • TEL:0973-24-3188
  • 営業時間:11:00~22:00
  • URL:http://www.sofuren.com/

昭和32年に先代の角安親さんによって考案され、九州を中心に関東、近畿、東海にまで展開する日田焼きそば専門店です。

ロードサイド店らしい巨大な看板に迎えられ、いざ店内へ!

ロードサイド店らしい巨大な看板に迎えられ、いざ店内へ!

想夫恋のメニューは日田焼きそばの専門店らしく焼きそばがメインですが、他にもラーメンやチャーハンなどの中華料理もあります。

そんな日田焼きそば、価格は950円。

日田焼きそばの価格950円は高すぎ

たっか!

想夫恋で使われているもやしは原料の種から厳選管理し、豚肉は最高級のロースやヒレ部分を使っているのだとか。

麺も毎日の気温などを考慮して配合を変えるようですが、それにしてもちょっと高い!

B-1グランプリが話題となった頃の想夫恋の焼きそばは840円だったはず。

それでも高いと思っていたのですが・・・、一気にこの価格差はないと思うので、頻繁に値上げしているようですね。

本場の日田焼きそばを味わう

想夫恋では焼きそばに好みのトッピングができます。

定番の生玉子や目玉焼きから山芋、想夫恋のオリジナルスパイスカレーなどがありますが、地元民から生玉子が一番いいと聞いていたのでここは地元民の助言通り、生玉子をトッピングします。

これが元祖発祥店の日田焼きそば!

これが元祖発祥店の日田焼きそば!

見るだけでもわかるパリッと香ばしく焼けた麺としっかりとしたもやし、ねぎ、豚肉を入れたシンプルな焼きそば。

秘伝のソースをからめた絶妙な焦げ加減が、かた焼そばといわれる所以なのかもしれません。

もやしシャキシャキ感が残り、麺との食べ応えも抜群

大量のもやしは焼き上げる寸前に投入することでシャキシャキ感が残り、豚肉も厚めで麺との食べ応えも抜群です。

トッピングした生玉子を混ぜると少しマイルドになって二度美味しい!

トッピングした生玉子を混ぜると少しマイルドになって二度美味しい!

鉄板と焼きそばの熱で半熟になってくれるので絡めて食べるのが美味しいですが、半熟が苦手な人は目玉焼きの方がオススメです。

食べていると焦げている部分、焦げていない部分があるので、パリパリした食感ともちもちした食感が楽しめます。

地元民にはそれほど人気がない日田焼きそば

日田のソウルフードとしてB-1グランプリや秘密のケンミンショーで有名になった日田焼きそば。

大分県日田市は「進撃の巨人」の作者、諌山創(いさやまはじめ)さんの出身地で、高校時代に「想夫恋 大山店」でアルバイトしていたことでも話題となりました。

進撃の巨人の作者、諌山創さんが想夫恋大山店でアルバイト

ですが、地元民には想夫恋の日田焼きそばを食べたことがない、そもそも日田焼きそばを食べに行かないという人も多いのだとか。

B級グルメブームの到来によって売り上げが急増した日田焼きそばですが、人気の高い2店が2009年度までの5年間で5,000万円超の申告漏れを指摘されています。

他の店舗にも一斉に税務調査が入り、一部の店も少額の申告漏れを指摘されたようです。

焼きそばに900円、1,000円は高すぎる!との思いはあるかもしれませんが、せっかくの観光資源に見た闇がそうさせているのかもしれませんね。