やさしく飛ぶテーラーメイド「M4シリーズ」アイアンがコスパ最高!2018年モデルと2021年モデルの違いは?

プロの間でも根強い人気テーラーメイド「Mシリーズ」のアイアン。

SIMシリーズやステルスも人気ですが、とくにMシリーズのなかで今でも人気が絶えないのがM4アイアンとM6アイアン。

2018年2月16日に発売されたM4シリーズですが、SIM2シリーズが発売された2021年2月19日よりも後の2021年10月22日にM4シリーズ2021年モデルが発売されました。

ショップでの扱いはなく、公式やネットショップでの販売に特化されているようで、M4シリーズの2021年モデルが発売されていることを知らないゴルフショップも多いようです。

コスパ最高のM4シリーズ2021年モデル

フェースのどこで当たっても飛んで上がりやすくミスに強いとされるM4アイアンは弾道の安定性も高いのでとにかく人気!

日本販売モデルのため保証書が付属されるの魅力のひとつです。

当初発売されたM4アイアンは#5~9、PWの6本セットで103,680円でしたが、M4シリーズ2021年モデルはマークダウンとはいえ新たなモデルとして再販されて44,000円という半額以下。

中古ゴルフショップ最大手のゴルフパートナーで見ると、2018年モデルの中古相場が32,978円~80,278円。

これはあくまでも中古の価格です。

M4シリーズ2021年モデルはもちろん新品なので、どれだけコストパフォーマンスに優れているかがわかると思います。

M4シリーズ2018年モデルと2021年モデルの違い

コスパはいいですが、M4アイアンの2018年モデルと2021年モデルには同じように見えて、テクノロジーやスペックなどに違いもあります。

その違いを比較してみました。

M4アイアン 2018年モデル

スペック 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 21.5° 25° 28.5° 33.0° 38.0° 43.5° 49.0° 54.0°
ライ角(°) 61° 61.5° 62° 62.5° 63° 63.5° 63.5° 63.5°
オフセット 5.2mm 4.7mm 3.9mm 3.5mm 3.0mm 2.6mm 1.8mm 1.5mm
長さ(インチ) 38″ 37.37″ 36.75″ 36.25″ 35.75″ 35.50″ 35.50″ 35.25″
バランス

D1.5 D1.5 D1.5 D1.5 D1.5 D1.5 D2.5 D3.5

M4アイアン 2021年モデル

スペック 5 6 7 8 9 PW AW SW
ロフト角(°) 21.5° 25° 28.5° 33.0° 38.0° 43.5° 49.0° 54.0°
ライ角(°) 62° 62.5° 63° 63.5° 64° 64.5° 64.5° 64.5°
オフセット 5.2mm 4.7mm 3.9mm 3.5mm 3.0mm 2.6mm 1.8mm 1.5mm
長さ(インチ) 38.50″ 37.88″ 37.25″ 36.75″ 36.25″ 35.75″ 35.50″ 35.25″
バランス D2 D2 D2 D2 D2 D2 D2.5 D3

スペックについてはロフト角は同じですが、ライ角は2021年モデルの方が1°アップライトになっています。

2021年モデルのクラブの方がわずかに長く、バランスも#5~9、PWまでは2018年モデルのD1.5に比べD2となっています。

その違いとして、2018年モデルと2021年モデルではシャフトが変更されています。

2018年モデルのシャフトはスチールがREAX90 JP、カーボンがFUBUKI TM6でしたが2021年モデルではカーボンがFujikura Atmos Red、スチールがKBS Max 85となっています。

M4アイアン シャフト

モデル 種類 フレックス シャフト重量 トルク
2018年 FUBUKI TM6 S 59g 3
R 56g 3.2
REAX90 JP S 99g 1.8
R 97g 1.9
2021年 Fujikura Atmos Red S 83g 2.7
R 72.5g 2.8
KBS Max 85 S 87g 2.1

2018年モデルと比べると2021年モデルM4アイアンのシャフトはやや軽く、トルクもやや大きめに設定されているので、以前よりもさらにやさしく飛ぶようになっているようです。

フルーテッドホーゼルとフェーススロット

これまでテーラーメイドアイアンに搭載されていたフルーテッドホーゼル、他メーカーでも見られないユニークな形状です。

アイアンのネック中心に重量が集中しないよう柄の部分を凹凸した形状に削ることでクラブが軽くなりスイングスピードが上がります。

重心が低くなることで球が上りやすくなり、飛距離性能が上がるというメカニズムです。

重心設計、重量配分し、最新のステルスアイアンにも採用されているテクノロジーですが削られた見た目が安っぽく見えるのがデメリットでした。

同様にフェース面にあったフェーススロットも廃止されていますが、こちらはSIM MAXアイアンからも廃止されています。

テーラーメイド社としては既に使わないテクノロジーのようですね。

M4シリーズ 2021年モデルのアイアンセット

若干のスペックやシャフト、フルーテッドホーゼルとフェーススロットなどの違いはありますが、コストパフォーマンスが高いM4シリーズの2021年モデル。

テーラーメイドの公式で販売されているのでしっかりとした梱包で届きました。

もちろん、保証書もついているので安心です。

スペックのとおり、フルーテッドホーゼルはなく、ネック部分はよく見るアイアイの形と一緒。

軽量化するために無理矢理削ったように見えてあまり好きじゃなかったので、これはある意味よかったと思います。

最新のステルスアイアンには採用されていても、P770やP790では採用されいないので、必ずしもネガティブな印象ではないですね。

M4シリーズはとにかくおすすめ

ミスに寛大でやさしく、それでいてコスパも最高なテーラーメイドのM4シリーズ。

ベースはしっかりとM4アイアン、廃止しているテクノロジーはあっても必要なテクノロジーはしっかりと残しているので、ロフト角21度の5番アイアンではヘッドスピードが40m/s~で190ヤードは飛んでくれます。

いずれにしても、#5~9、PWまでの6本セットで44,000円という安さは中古ゴルフショップもびっくり。

M4シリーズの2021年モデルにはアイアンだけじゃなく、ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー(ユーティリティ)、さらにはウィメンズまであります。

レディースクラブは中古品を探すだけで一苦労なので、ウィメンズまで揃えてくれているのはありがたいですね。