おすすめより好みで選べ！本場で食べたい福岡の美味しいとんこつラーメン

福岡と言えばとんこつラーメン。博多ラーメンや長浜ラーメン、久留米ラーメンなど福岡には濃厚な豚骨スープの名店が沢山あります。

元祖秘伝のたれと横から食べているところが見えない味集中カウンターにより全国でも有名になった一蘭、福岡の長浜で屋台といえばおなじみの長浜ラーメンなど、福岡のとんこつラーメンは豚骨スープと細麺が特徴！

そんなとんこつラーメンですが、本場博多で本当に美味しいラーメン店はどこでしょうか。

ネットで検索するとグルメサイトやブログで福岡県民おすすめ！や、ラーメン総選挙で一位になった有名店！とラーメン店が紹介されていますが、代わり映えしない有名店や老舗のラーメン店ばかり。

年間○○杯食べるラーメン通、○○杯杯食べたマニアがオススメといった人ですらほとんど同じようなランキングになっているのはなぜなのか？

福岡はラーメンの激戦区

福岡市のオープンデータによると、令和3年7月31日現在での福岡市内飲食店営業等営業許可施設一覧で店名にラーメンがついているのは移動式の3点を含め以下の96店舗。

同じラーメン店の2号店、3号店もありますが、ラーメンがついてない店舗は除外した数なので、実際はもう少しあるかもしれません。

運営会社と店名は下記の通り、空欄は個人事業主ということでしょうね。

これはあくまで福岡市内だけの数字。

福岡県には60の市町村があるので、59市町村を含めればその数は何十倍にもなるはずです。

ここまで見てみると、ラーメンランキングがどのサイトも似ているのは疑問ですよね？

そもそも味の好みなんて人それぞれ、同じラーメン店でも美味しいと思う人がいれば美味しくない思う人もいるはず。

おすすめのラーメン店より自分の好みで選べ

これまでラーメン○○杯食べた、年間○○杯食べるといっても味の好みがまったく違うなら好きなお店やそもそも紹介するお店も自分の好みとは違ってきますよね。

ましてやグルメサイトや雑誌にあるラーメンランキングは広告掲載によって順位が変わるとよく言われます。

つまりはお金を出せばランキングには入れてしまうといってもいい、すべてのお店がそうだというわけではないと思いますが。

とんこつラーメンはスープの濃厚さや麺の細さ、濃味薄味など様々。

それを踏まえてどんなお店に行きたいかで選ぶのが一番いいでしょう。

濃厚とんこつスープで選ぶラーメン店

博多一幸舎 総本店

2004年の創業以来、地元・福岡で愛され続けている一幸舎は日本国内17店舗と海外45店舗を展開。

しっかりと血抜きをした大量の豚の頭・背骨・丸骨を、骨が砕けるまで強火で炊き続け、熟したスープに若いスープと骨を頻繁に継ぎ足しながら味と旨みを凝縮。

クリーミーさと骨の味を最大限に引き出した製法は元祖泡系ラーメンのスープ。

職人がこだわりぬいたスープと麺を最も味わえるのはやはり本場の博多だけ！

長浜ラーメン 風靡

風靡（ふうび）の濃厚豚骨スープはコラーゲンたっぷりで地元に愛される人気のラーメン店。

とろみとコクがある昔ながらの長浜ラーメンであと引くスープは飲みきる人も多い中毒性たっぷりのスープ。

福岡の中心地からはやや離れていますが、深夜まで営業しているので本場の細麺ストレートを堪能してみてください。

赤のれん和亭（なごみてい）

博多ラーメンの「源流」のひとつである元祖赤のれんは節っちゃんラーメン、博龍軒（はくりゅうけん）、三馬路（さんまろ）の3つ。

九州大学の学生達がお店の電球に赤く染まるのれんを見て「赤のれん」と呼び始めたのが店名の由来と言われています。

半日以上かけて煮込んだ豚骨スープに醤油を合わせたワイルドなスープ。

博多のとんこつラーメンといえば極細ストレート麺が一般的ですが、歴史ある赤のれんで出されているのは極細平麺が特徴です。

紅しょうが、メンマ、ラードの発祥は赤のれんとの説もあるラーメン店です。

博多 一成一代

高蛋白、高脂肪の濃厚豚骨ラーメン店ですが、夜は博多名物メニューを揃えた居酒屋になります。

豚骨の独特の匂いは強いですが、個性的な極細平打ち麺によく絡むとんこつ泡スープがは濃度ながらも塩分は低く仕上げられています。

濃厚な豚骨スープがベースの魚介豚骨つけ麺や一品料理も楽しめる。

ラーメン暖暮（だんぼ） 本店

豚骨と水のみを極強火で炊き出し、旨味を完全に抽出した豚骨スープは濃厚かつスッキリとした味わい。

各店舗自家炊きの新鮮なスープと旨味成分を抽出しただしは塩分をおさえているので豚骨が苦手な人も食べやすい。

コシのあるまっすぐ麺と一味唐辛子をベースに中国薬味や漢方食材などを独自に組み合わせて作った辛味だれも人気のひとつ。

世界的にも有名な一風堂（いっぷうどう）や一蘭（いちらん）を退け、FBS主催の九州ラーメン総選挙1位に輝いたことで有名店の仲間入りしました。

あっさりとんこつスープで選ぶラーメン店

博多らーめんShinShin 天神本店

国内産を中心とした豚の骨（げんこつ、頭、背骨など）と佐賀県の銘柄鶏「ありたどり」のガラ、地元九州の香味野菜などを煮込んだスープ。

アク抜き、血抜きを丁寧にしているのでとんこつラーメンの匂いはしても嫌なとんこつ臭はしません。

毎日食べても平気なとんこつラーメンと言われるほどあっさりとしたスープは口にふくめば醤油ダレの香りも感じられるほどです。

18（いっぱち）ラーメン

ラーメン1杯600円、700円が当たり前になってしまった福岡でラーメン1杯280円の激安ラーメン店。

それでいて美味しいから不思議です。

昭和40年創業の博多ラーメンの代表格、一九ラーメンの2代目がより低価格に挑戦したのが18ラーメンは九州産豚の背骨とげんこつを丹念に煮込んだスープ。

油が気になる人には油無し、油少なめ、減塩で注文することもでき、安くて美味しいうえに気配りもすごいですね。

白龍ラーメン

白に赤文字の飾らないこのシンプルな暖簾。

アッサリしたスープに塩気が強めな元タレが絶妙なバランス、厚みのあるチャーシューの乗った醤油豚骨のラーメンは絶品。

ワンコインで食べられることと、替え玉をするとチャーシューがついてくるのも人気の理由！

麺は中細麺ですが、アッサリとんこつなので食べやすいです。

めんくいや

昭和55年創業から変わらない場所で営業している久留米ラーメンの流れを汲んだラーメン店。

あっさりとしたスープの中に、しっかりとした豚骨らしさで毎日食べられるとんこつラーメンを目指し、常に改良を加えています。

麺やスープは全て自家製にこだわり、トロトロのチャーシューが大人気。

見た目は濃いように見えるが、クセのない優しいとんこつはこれまでにない食べやすさを感じることができます。

長崎亭

ちゃんぽんなら長崎亭が一番！と言うファンが多いほど、福岡でちゃんぽんと言えば「長崎亭」と言われるお店。

看板メニューはちゃんぽんですが、ちゃんぽんではなくラーメンファンも多い。

醤油ダレにシャキシャキもやしと香ばしいゴマの風味がマッチしたシンプルにしてあっさりしたとんこつラーメン。

豚骨の匂いもあまりなく、臭さもないのが魅力の一杯です。

番外編ラーメン店

魁龍 博多本店

まさにこれが豚骨だ！といった豚骨の髄まで搾り取った、ドロドロのとんこつスープがうりのラーメン店。

命釜と呼ばれる24年間のスープを受け継ぐ4つの釜はほぼ毎日火を絶やしません。

同じとんこつラーメンでもここまで違うのかというほど強烈な個性を持った店で好きな人は好きだが、嫌いな人は嫌いなラーメン。

店内にはバリカタ、ハリガネ、コナオトシなどの商品はありませんと書かれ、「ずんだれ」という硬めでない麺にこだわりを感じられます。

水城らあ麺

チャンポン界の二郎インスパイア的な特大チャンポンで有名ですが、ラーメンはあっさりなのにコクがあるほどよいとんこつラーメン。

コアなファンが多く、替え玉すると箸のくじを引いて当たりが出たら無料となる演出もあります。

チャーシューにぎりやカレーらあめんも人気！

博多ダーメン屋

ラーメンじゃなくダーメンで間違いないラーメン店ですが、ラーメンの種類はなんと200種類以上というラーメン界の革命児。

少し甘みを抑えたさっぱり系の豚骨で麺は少し太め。

ラーメンとダーメンの違いはスープの味付けが違うとされていて、豚骨以外にバター味、キムチ味、ホワイトソース味などがベースとなるラーメンも。

チロルの味バター味ダーメンなど、唯一無二のヴィジュアル系ダーメンです。

まとめ

いかがでしたか？美味しいラーメン店探しはランキングや雑誌などを見ると楽かもしれません。

ですが、好きなラーメンがこってり系なのに人気店だからと行ってみたらさっぱり系でいまいちだった。

とんこつラーメンを食べたいけどあまり濃い豚骨はちょっと・・・と思っていたのに匂いも強くてげんなり、なんてことにもなりかねません。

美味しいラーメン店を探すには、まずどんなラーメンを食べたいのかを決めることが大事です。

博多で人気の美味しいラーメンが食べたい！という人は、ぜひこの記事を参考に美味しいラーメン店を探してみてください。